Mt.Goxの民事再生の噂から現状を調べたら、えぐすぎて笑えない

スポンサーリンク
仮想通貨全般
スポンサーリンク

 

お金の流れが酷すぎる。

コネマル(@conemaru_btc)です。

 

Mt.Gox(マウントゴックス)民事再生の噂を聞き

民事再生しなかったらどうなるのかが気になりました。

 

民事再生しない方が、現投資家が得をする可能性を捨てきれなかったからです。

しかしその内容たるや散々なものでした。

 

※Mt.Gox民事再生については確証のあるソースが見つからなかったため記載していません。

 

スポンサーリンク

Mt.GOXの返還対応

 

2017.9.27 Mt.Goxの第9回債権者集会が行われました。

そこで管財人が発表した内容が以下です。

 

1.ビットコイン債権者のビットコイン返還請求権の評価は、破産開始決定時の価格で評価する

2.破産債権に対して100%配当となった場合、残余の財産についてはMt.Goxの株主に分配することになると考えている

 

Mt.Gox破産決定時(2014.4.24)のBTC価格は約5万円です。

2018.5.22現在、BTC価格は約90万円です。

つまり1枚あたり85万円の利益が出ていますが、これは債権者の権利としないということです。

あくまで2014.4.24時点の価格で返金請求を受けると言っています。

 

1枚あたり85万円の利益が出るため、そのお金は「Mt.Goxの株主に分配する」そうです。

続きます。

 

Mt.GOX株主

 

上記の発表で、Mt.Goxの株主は莫大な利益を得ることが確約されます。

 

さて、Mt.GOXの株主の88%は、株式会社TIBANNEという会社が保有しています。

株式会社TIBANNEの全ての株式は「マルク・カルプレス」氏が保有しています。

つまり、マルク・カルプレス氏が膨大なお金を得るわけです。

 

マルク・カルプレス氏はMt.GoxのCEOです。

 

 

はい?

 

 

マルク・カルプレス氏はMt.GoxのCEOです。

そうです。

Mt.GOXが民事再生しなければ、最も益があるのがMt.GoxのCEOなのです。

 

酷すぎるすなぁ。

 

回収と今後の売り

 

 

債務総額は、破産決定時のレートで約456億円です。

 

2018.3.7に行われた第10回債権者集会において、下記の発表をしています。

 

第 9 回債権者集会から今回の債権者集会までの間に、裁判所の許可を得て、破産財団に属する BTC 及びBCCの一部を売却した。

BTC:約382.3億円(約35,800枚)

BCC:約47.6億円(約34,000枚)

 

合計すると、約430億円を2018.3.7時点で既に回収しています。

その後も数度売られ(小林砲などと呼ばれています)ており、必要額の約456億円は回収しきったと見て良いでしょう。

 

つまりは、今後のBTC及びBCC売却益の88%は、Mt.GoxのCEOであるマーク・カルプレス氏の資産となります。

 

言葉にならない。

 

ちなみにMt.Goxのウォレットを確認出来るサイトもあります。

まだ1300億円以上残っています。

 

民事再生

 

将来的に民事再生になる可能性は十分にありそうです。

詳細は、法律のプロ「みずほ中央法律事務所」に記載されています。

これ以上のことを、私は書けません。

 

ただ直近で、民事再生に切り替えるかと言われると、全く分かりません。

裁判所次第です。

ただ、民事再生において、強力な味方がいます。

 

西村あさひ法律事務所が、Mt.Gox Creditorsというサイトにて、民事再生手続の申立ての実施と進捗状況を伝えています。

2017.11.24 一部債権者の代理として東京地方裁判所に、Mt.Goxの民事再生手続きの申立てを行いました。

2018.2.28 Mt.Goxが条件付で再生手続開始決定の要件を満たしているという調査報告書があがりました。

2018.3.28 東京地方裁判所に対し、速やかに再生手続開始決定を出し、破産手続から再生手続へ移行するように強く要望する上申書を提出しました。

2018.4.13 東京地方裁判所に対し、速やかに破産手続から再生手続に移行するよう改めて上申しました。

 

心強いですね。

2018.2.28からほぼ1ヶ月ペースで上申しています。

2018.5.22時点で記事が更新されていないのが少し気になります。

2018.5.28までに、また上申し更新されるかもしれません。

しかし、もし更新が無かった場合は、何かしらの決着がついたと考えることも出来ます。

 

個人的な考え

 

全額回収はほぼ間違いないため、債権者が損することは無さそうです。

しかしながら、Mt.Gox CEO様は少し稼ぎすぎなのでは?

 

仮に債権者が当時のBTC枚数で返還されることになったとしたら、どうなるでしょう。

ユーザー(元債権者)が一斉に売ったとすれば、あまりに大きな売り圧です。

しかし、それによりユーザーが円を得るのであれば、マルク・カルプレス氏に流れるよりも順当だと感じます。

 

本件は以上です。

問題が大きいため、書くのに時間がかかり過ぎました。

コネマル(@conemaru_btc)でした。

 


 

西村あさひ法律事務所:Mt.Gox Creditors

CRYPTOGROUND:MtGox Cold Wallet Monitor

みずほ中央法律事務所:【MTGOX破産手続の民事再生への移行の実現可能性(民事再生手続開始申立)】

Mt.Gox:公式

コメント

  1. sk1127omusubi より:

    笑えない。

  2. kobahiro より:

    民事再生自体、債権者にとっては納得いかない事が多いのに。

  3. MAN maru より:

    ヤバイこの時代に買っとたかった…

  4. hamidashi champion より:

    ふがふが

  5. WASIJYA より:

    その当時持っていた人は200マンになったときどんな気持ちになったか

  6. WASIJYA より:

    なめていますよね

  7. ami より:

    Mt.Goxの売りがBTC下落に拍車をかけてましたよね。

  8. 天カス より:

    よく分からない、破産した後に再生できるなんて。

タイトルとURLをコピーしました