イノベーター理論とは?
イノベーター理論は、1962年にスタンフォード大学の学者が提唱しました。
上記の社会学者であるエベレット・M・ロジャース教授が提唱した理論は
イノベーション普及(新商品、サービス等)が世の中に浸透する過程を、5つにグループ分けしたものです。
図:イノベーター理論
イノベーター:冒険心が高く、ひとまずやってみる人
アーリーアダプター:流行に敏感な上、少ない情報で判断できる人
アーリーマジョリティ:知識がなく、周りに流されて始める人
レイトマジョリティ:皆がやってるからやる人
ラガード:ど安牌
5つのグループにそれぞれ特徴があり、各グループに適した紹介や販売方法を行うと良いのですが
そもそも暗号通貨は現状どこ属しているのでしょうか。
どこに属しているかはわからない
結論をいえば、このイノベーター理論は、普及されないと通用しない上、普及した後に確認しないと自分がどこに属していたか分かりません。
今から数年後の暗号通貨全体の時価総額で確認すると良いのかもしれません。
ただし、考察を下に改めて記載します。
さて、ロジャース氏は以下の論理を提唱しています。
普及率16%の論理
ロジャース氏によれば、イノベーターとアーリーアダプターの割合を足した16%のラインが、普及のポイントであると言っています。
これを普及率16%の論理としています。
イノベーターは社会と自分が違う考えを持っていると思っています。
2.5%のイノベーターだけの力で普及ポイントまで持っていくことは難しいのです。
ここに、社会の考えを持ちつつ、自ら情報収集を行い判断するアーリーアダプターが入ることが重要です。
13.5%のアーリーアダプターが自分の持つ情報の発信等を行うことで、普及が一気に進みます。
暗号通貨への照らし合わせ
暗号通貨を知っているか?
これをご覧になっているあなたはきっと知っているでしょう。
あなたは「いや、大半の人は知ってるでしょ。」と思うかもしれません。
2018年1月のアンケートで、仮想通貨というワードを聞いたことのある人は約70%だそうです。
では、暗号通貨を持っているか?
おそらくあなたは保有しているでしょう。
普段から暗号通貨について調べ、チャートを見て一喜一憂していると感覚が麻痺してしまうかもしれません。
同上のアンケートでは、約5%しか保有していませんでした。
最近はCMやGOXで良くも悪くも認知度の上がった暗号通貨ですが、実はまだ全然普及していません。
上記のアンケートの信用度を下げ、保有率が仮に10%だとしても
あなたは、アーリーアダプターなのです!
アーリーアダプターがやるべきこと
友人に暗号通貨をおすすめすると、詐欺や悪徳商法、危険だと思われるから怖いです。
こんな思いになりませんか?
実はこれ、逆から考えてみると、凄いことに気付きます。
暗号通貨を70%が知っているにも関わらず、そのイメージは「とても悪い」ところで止まり
自ら調べ、知識を増やすことをしていないんです。
アーリーアダプター:流行に敏感な上、少ない情報で判断できる人
アーリーマジョリティ:知識がなく、周りに流されて始める人
レイトマジョリティ:皆がやってるからやる人
彼ら・・・アーリーマジョリティなのでは・・・?
自分達がアーリーアダプター、彼らがアーリー(レイト)マジョリティとすれば
我々は彼らに暗号通貨を勧めることが課題となります。
ツイッターでも、フェイスブックでも、あなたが暗号通貨に触れた発言をすることが
市場活性化に繋がるかもしれません。
コメント
4reetn
アーリーアダプターでありたいなと。
アーリーアダプタになるには何事も見極める力が必要ですね
マーケティングで勉強したなー
常ににどんな事でもアーリーアダプターでありたい。
理論通りならまだまだこれからですね。