Mt.Goxの危機がひとまず去ったぞおおお！民事再生手続の開始が決定！！

全力で喜ぶくらいには嬉しい。

コネマル（@conemaru_btc）です。

2018.6.22

東京地裁裁判所より、Mt.Gox（マウントゴックス）の民事再生手続が開始されました。

これを受け、Mt.Goxの破産手続は、中止されました。

ふむ

素晴らしい

早速詳細を見ていきましょう。

Mt.Goxの民事再生

Mt.Goxの破産手続が中止となりました。

以前、Mt.Goxの現状がえぐすぎるという記事を上げました。

Mt.Goxは公式サイトにて、民事再生手続が開始された旨を発表しています。

これにより、再生管財人が選任されました。

再生管財人は、以前の破産管財人であった小林 信明氏です。

今回の一連の流れから、「民事再生手続開始決定のお知らせ」および「基本的なご質問に対する回答」という題の書類がHP上に上がりました。

順番に確認します。

民事再生手続の今後の予定

「民事再生手続開始決定のお知らせ」に、今後の予定が記載されています。

本件民事再生手続の今後の予定は以下のとおりです。

① 財産状況報告集会・125 条報告書の提出期限 平成３０年９月２６日
② 再生債権の届出期限 平成３０年１０月２２日
③ 財産評定書の提出期限 平成３０年１２月２７日
④ 認否書の提出期限 平成３１年１月２４日
⑤ 再生債権の一般調査期間 平成３１年１月３１日
～同年２月７日
⑥ 再生計画案の提出期限 平成３１年２月１４日

※ 上記日程につきましては、今後の手続の進行により変更となる可能性があります

んー・・・遅いです。

即とはいかなくても、もう少しスケジュール詰められないものですかね。

Ｑ＆Ａ抜粋

「基本的なご質問に対する回答」から、気になったものをいくつか紹介します。

全て意訳になっていますので、特に対象者は本文の確認を必ず行ってください。

Ｑ１ 破産手続と民事再生手続では何が異なるのか。

Ａ1 大きく4点あります。

①破産手続では、破産財団の管理処分権限は破産管財人に専属しますが、民事再生手続では、再生債務者が再生債務者の財産の管理処分権限を維持することが原則です。

しかし、民事再生手続であっても、裁判所により管理命令が発令され再生管財人が選任された場合は、再生債務者の財産の管理処分権限は再生管財人に専属することになります。

※財産の管理処分権限は引き続き小林氏が持つということです。

②破産手続では、非金銭債権は破産手続開始時の評価額を基準として、金銭債権に転換されます。

一方の民事再生手続では、民事再生手続開始時に非金銭債権が金銭債権に転換されません。

したがって、本件民事再生手続では、ビットコインの返還に関する債権は、本件民事再生手続開始後も金銭債権には転換しておりません。

なお、再生計画案の決議に関するビットコイン債権者の議決権額は、再生手続開始時のビットコインの評価額を基準として定められます。

※ビットコインの状態で返却するということでしょう。

※民事再生手続開始時のビットコイン評価額が基準となります。これは素晴らしいですね。

③破産手続では、債権届出がなされていない破産債権は、債権認否書に記載されません。

これに対して、民事再生手続では、債権届出がなされていない再生債権であっても、（今回は）再生管財人が自認する再生債権は認否書に記載されることになります。

※当時債権届出を提出していない方も、対象者になるというわけです。

④民事再生手続では、再生管財人が再生債権者の権利変更の内容及び弁済計画等を定める再生計画を作成します。

再生管財人が再生計画に基づき弁済を行うためには、再生計画案に関する再生債権者による決議を経て、裁判所による認可を得る必要があります。

なお、再生計画案が否決された場合等は、本件民事再生手続は廃止され、再び破産手続が行われることになります。

※破産管財人と再生管財人が同様であるため、民事再生か破産かをさじ加減で変えられる気がします・・・。

Ｑ2 債権者集会は行われるのか

Ａ2 再生債務者の財産状況等を報告するための債権者集会が、以下の日時、場所にて開催されます。

日時：平成 30 年 9 月 26 日午後 1 時 30 分
場所：東京地方裁判所債権者等集会場１（家簡地裁合同庁舎 5 階）

該当者（債権者）は、可能な限り参加しましょう。

Ｑ3 私は破産手続において既に債権届出をしているが、今回、民事再生手続が開始されたことに伴い、改めて債権届出をしないといけないのか

Ａ3 再度債権届出を行う必要があります。

債権届出を行うために必要な情報は、追って公式HPにて発表予定です。

黙ってガチホせんかい！！でも紹介予定です。

Ｑ4 債権届出をしないとどうなるのか

Ａ4 再生債権の届出がないと失権する（権利を失う）場合があります。

公式HPを継続的・定期的にご確認いただき、債権届出期限である 平成30年10月22日（月）（必着）までに債権届出を行ってください。

破産手続時に既に1度提出済の方も、再度債権届出を行う必要があります。

Ｑ5 今後ビットコイン及びビットコインキャッシュを売却する予定はあるのか

Ａ5 今後のビットコイン及びビットコインから分裂した仮想通貨の売却に関して、現時点で決定している事実はありません。

売却する予定がないとも取れますが、一切決定していないとも取れ、正直分かりません。

Ｑ6 ＭＴＧＯＸが運営していたビットコイン取引所は再開するのか

Ａ18 ＭＴＧＯＸが運営していたビットコイン取引所を再開することは現時点で予定していません。

再開は無さそうですね。

今更あっても困ります。

問い合わせ先

質疑応答ではないですが、一応記載します。

電話番号 ：０３－４５８８－３９２１

受付時間：月曜日～金曜日 午前１０時～午後５時（日本時間）

※ 再生管財人の事務所への直接のお問合せ、Ｅメールによるお問合せ等は対応が困難とのこと。

コールセンター対応です。

無事に進んで欲しい

まだ少し時間はかかりますが、グッドニュースでしょう。

Mt.Goxの代表にお金が流れ続けるよりもよっぽど良い状況です。

ビットコインの評価額も5万円から現在の価格に更新されるため

民事再生手続が何事もなく行われることを祈ります。

特に対象者は、頻繁に公式HPを確認するようにしてください。

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