仮想通貨は差し押さえ出来ない？ふーん・・・良いこと考え・・・

御結びコインのエアドロップ配布をひとまず終えました。

コネマル（@conemaru_btc）のじょかじょかです。

さて、仮想通貨の差し押さえについて、問題になっているため

少しお話ししたいと思います。

ただし、情報共有のために事実を申すのであり、決して推奨はしません。

仮想通貨、差し押さえ強制執行不可

2018.6.13

日経経済新聞の電子版に掲載された記事が、じょかの目をひきました。

仮想通貨、差し押さえ強制執行できず　「技術的に困難」
記事によると

裁判所が仮想通貨口座の資金の差し押さえ命令を出したにも拘わらず

仮想通貨交換会社が「技術的に困難」として対応せず、

強制執行できない状態になる事例があったとのことです。

一方で、ビットフライヤーやGMOコインでは

差し押さえの申し立てに応じる旨の回答を行っています。

販売所・取引所では、差し押さえを行う可能性があるということは分かりました。

それでは、ハードウェアウォレットやペーパーウォレットの状態で保有した場合は

どうなるのでしょうか。

仮想通貨の差し押さえは非常に難しい

唐突ですが、あなたは差し押さえを申し立てられました。

銀行預金は、差押命令を受けた銀行によって差し押さえられます。

不動産は、法務局に。

給料は、勤務先に。

仮想通貨は、取引所・販売所に。

そして車や宝石は、執行人に。

では、ハードウォレットやペーパーウォレットの差し押さえはどうなるのでしょう。

実は、大きな問題が2つあるのです。

そもそも分からない

ハードウォレットやペーパーウォレットが仮に見つかったとして

その価値は、ぱっと見では分かりません。

また、そもそも仮想通貨を保有しているか分からない状況で

ウォレットを見つけ出すこと自体が、非常に難易度が高いです。

価値の確保が難しい

差し押さえとは、価値を強制的に確保することです。

ハードウォレットやペーパーウォレットは、バックアップが存在すると価値の確保が出来ません。

また「秘密鍵」がなければ、内部の仮想通貨を取り出すことが出来ません。

と・・・いうことは？

あなたがお察しの通りです。

差し押さえは、借金や税金の滞納・未払い時等で執行される可能性があります。

つまり簡単に言うと、お金がない状況下で起こりえます。

しかしどうでしょう。

仮想通貨を用いて資産隠しを行うことが出来てしまいます。

まあそれはつまりそういうことです。

私は推奨しませんし、行いませんが、そういうことです。

今後は・・・

有価証券は、差し押さえ対象です。

仮想通貨もほぼ間違いなく、差し押さえ対象になるでしょう。

法整備により、秘密鍵の開示を必須化し

その場で他ウォレットに移動する流れができれば差し押さえは現実的です。

それはそれで詐欺が増えそうですね。

どちらにしろ日本は、税金と滞納金の回収に本気を出す国ですので

仮想通貨はほぼ間違いなく差し押さえ出来るようにし、法整備も近しい未来に行うでしょう。