日本一わかりやすいFX税金対策のやり方解説【両建て節税法】

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初心者向け
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年末が近いですね。

コネマル(@conemaru_btc)のじょかじょかです。

 

まだ暑さが引かず、夏の雰囲気すら感じますが、暦はもう10月に突入しています。

年末が近付くと気になるのが税金ですよね。

特に去年や今年からFXを始めて利益が出た方という方は、いわゆる税金対策を知らないまま年を越してしまい、多額の税金を納めることになりやすい傾向にあります。

じょかの身内で税金対策の話になった際にも、本記事のテクニックを知らない方が多かったので、日本一分かりやすく解説することにしました(じょか調べ)

 

もちろん、利益に対して税金を納めることは日本国民の義務です。確定申告を行い、発生した利益に対しては必ず納税しましょう。

しかしながら、支払う税金を抑えたいのも事実。

実はFXトレーダーの多くがやっている、有名なクニックで合法的に税金対策ができるので、是非参考にしてみてください。

本記事で紹介するその有名なテクニックは【両建て節税法】です。実際にトレーダー達になんと呼ばれているのかは知らないので、本記事用にじょかが暫定ネーミングしました。

 

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税金対策をしなくて良い人

 

まず、あなたが今年税金対策を行うべきかどうかを考えましょう。

そもそも、税金対策が必要な人の図式はこうです。

 

税金対策を行う=利益が出ている

 

FXの税金は1月1日~12月31日までの1年間に得た利益(トレード益だけでなくスワップ益等も含めた全ての確定利益)に対して計算されます。

その利益が一定額以上でなければ、確定申告が必要ありません。

確定申告をしなければ税金が発生しないので、税金対策を行う必要はありません。

つまり図式はこう。

 

税金対策を行う=確定申告を必要とする利益が出ている

 

では、確定申告が必要ない利益はいくらまでなのか。

まず、年収2000万円以下の会社員。給料と退職金以外の収入が20万円以下の際は、確定申告が不要です。

続いて、専業主婦・専業主夫や学生。扶養家族であるあなたの収入が38万円以下の際は、確定申告が不要です。

あなたが該当する際は、税金対策は必要ありません。

ただし、例えばアフィリエイトや株式、仮想通貨、LINEスタンプ販売利益やメルカリ取引利益その他雑所得等を含めて20(38)万円を超えてしまう際は、確定申告が必要です。

 

税金対策の考え方

 

前項「税金対策をしなくて良い人」でも書きましたが、日本には確定申告を必要としない枠が設けられています。

 

ということは、1月1日~12月31日間のあなたの確定利益を、確定申告を必要としない枠にまで減らすことで税金対策にします。

 

例えば今年の利益が100万円だとします。

税率は20.315%なので、約20%として20万円の税金を納める必要があります。

しかし、年越し前に利益を80万円減らして、20万円にすることで確定申告不要枠に入ることができます。

確定申告不要ならば税金は発生しないので、納める税金の額は0円となります。

 

もし確定申告不要の枠まで利益を落とすのが難しくても、節税効果は見込めます。

100万円の利益を50万円に落とすことができれば、税金は本来の半分の10万円で済みます。

この理屈で、税金対策を行っていきます。

 

いやいや待ってくれ。

税金減らすために利益を減らしたら元も子もないじゃないか。

 

そう思うのはごもっとも。

今回紹介する【両建て節税法】は、あなたの利益を実際には残したまま節税できます。

 

両建て節税法 のやり方

 

それでは、両建て節税法のやり方説明です。

 

方法は簡単。両建てをして、必要なマイナス分まで来たら損切りし、損切ラインで同額ポジションを持つだけです。

1つひとつ説明しますが、その前に両建ての説明を行います。

 

両建て とは

あなたは両建てをご存知でしょうか。

両建てとは、同一銘柄の買いと売りを同時に持つことです。

例えば、ドル円108円で買いと売りのポジションを同時に持ったとします。

分かりやすくするために、スプレッドは考慮していませんので、イメージで捉えて下さい。

108円で両建てした際、ドル円110円になると買いがプラス2円・売りがマイナス2円でトータルプラマイ0となります。

106円になっても同じことが言えます。

 

このように、両建てをするとプラスとマイナスが同額になります。

両建ては、一般トレードでは使う機会がほとんどありませんが、税金対策として非常に有効に利用できます。

 

両建て節税法

両建てについて理解出来ましたでしょうか。

 

この両建てを用いて、年内のあなたの損失を増やし、年始に全てを清算することで利益を取り戻します。

全体の流れはこのようになります。

 

まず、あなたの出したい損失を計算しましょう。

今回は例として、100万円の損失を出す流れをやっていきます。

ドル円は108円で仮定します。

 

前提
・100万円の損失を出す目的のトレード
・通貨ペアはドル円
・現在のドル円:108円

 

ドル円では、1万通貨を持った際に1pips(0.01円)動くと、100円変動します。

今回は100万円の損失を出さなければならないので、少し多めに試しに100万枚ずつ両建てしてみます。

 

108円で100万通貨ずつの両建てを行いました。

その後、年内で100pips上昇し109円になったとします。

その際、含み益は100万円、含み損は100万円でトータル±0の状態になります。

 

ここで、含み損になっている100万枚の売りを全て清算(損切り)します。

すると、100万円の確定損失と100万円の含み益がある状態になります。

更にここで、損切りしたポジションと同じポジション・枚数・価格で再インします。←超重要

 

これであなたの税金対策はほぼ終わりました。

この状態で年を越しましょう。

ちょっと現状を確認します。

 

現状
・100万円の確定損失
・100万枚の買いと100万枚の売りを両建てしている

 

無事に100万円の確定損失を得ることができています。

あとは、年越し後に全てのポジションを清算すれば良いだけです。

まだピンと来ていない方のために、ドル円の動きを3パターンに分けて説明します。

 

年越し後① ドル円110円

年越し後、ドル円が更に100pips変動し110円になったとします。

 

その際の決済は以下の通り。

 

ポジション入り値確定損益
売:100万枚(年内決済済み)108-100万円
買:100万枚108+200万円
売:100万枚109-100万円

 

年内に決済した売りを含めると、確定損益は-100+200-100=0となります。

実際はプラマイゼロながら、昨年は100万円の損失を作り節税できたことになります。

年越し後② ドル円109円

年越し後、ドル円に変動はなく、109円のままだったとします。

その際の決済は以下の通り。

 

ポジション入り値確定損益
売:100万枚(年内決済済み)108-100万円
買:100万枚108+100万円
売:100万枚1090円

 

年内に決済した売りを含めると、確定損益は-100+100=0となります。

実際はプラマイゼロながら、昨年は100万円の損失を作り節税できたことになります。

年越し後② ドル円100円

年越し後、ドル円が大きく円高にむかい、100円になったとします。

その際の決済は以下の通り。

 

ポジション入り値確定損益
売:100万枚(年内決済済み)108-100万円
買:100万枚108-800万円
売:100万枚109+900円

 

年内に決済した売りを含めると、確定損益は-100-800+900=0となります。

実際はプラマイゼロながら、昨年は100万円の損失を作り節税できたことになります。

 

一連の説明は以上

というわけで、年越し以降いずれに動いてもプラマイゼロになる方法で年内損失を作る方法でした。

これにより今年の利益を削って税金を抑え、翌年に同額の利益を持ち直すことができます。

実際は翌年への利益持ち越しなので、翌年の税金額が増えることになります。

長期で見ると一時凌ぎのテクニックではありますが「今年大勝ちで多額の税金を払い、来年はFXでぼろ負けして撤退」になる可能性がある以上は「今年の勝ちを来年に持ち越して、ぼろ負け時の損失補填に使用する」方がいいですよね。

 

ちなみに、例のドル円相場は108円から109円に変動していますが、逆に動いた際(円高)は例と逆のトレードを行えば大丈夫です。

含み損を抱えたポジションを清算し、同ポジションを持ちましょう。

 

両建て節税法の注意点

両建て節税法は、トレーダーが使用する有名なテクニックです。

簡単で分かりやすく、リスクはほとんどありません。

しかしながら、いくつか注意するべきポイントがありますので紹介します。

 

通貨ペアのおすすめはドル円

両建てを行うため、スプレッドの広い通貨を選択すると、スプレッド分をそのまま喰らうことになります。

スプレッドの狭い通貨を選択するのが無難です。

宗教上の理由がない方はドル円を選択しましょう。

激しい相場変動時は避ける

両建てを行う際、また決済する際は、相場が落ち着いているときを狙いましょう。

片方を清算し終わったタイミングで相場が大きく動くと、余計な損失を喰らう可能性があります。

最終決済は1月10日以降が良いと思います。

スワップを考える

両建てした際のスワップポイントを必ず計算しておきましょう。

ドル円だと現状の両建てはマイナススワップです。

両建て中はマイナススワップを、ずっと喰らうことになります。

年末ぎりぎりにやると焦る

この両建て節税法は、年内相場変動により損失が生まれないと意味がありません。

ある程度の想定の下で、何枚両建てするかを考える必要があります。

例えば10月半ばから、少しずつ両建て損失を増やしていけばそのコントロールは容易です。

しかし、12月後半から短い期間で損失を増やそうとすると、両建て枚数を増やしたり、大きな価格変動が来ることを祈ってチャートに張り付いたりしなければなりません。

早いうちから少しずつ損失を増やしておくのがおすすめです。

 

いかがでしたでしょうか

日本一わかりやすい両建て節税法はいかがだったでしょうか。

わかりにくかったらごめんなさい。

両建てして、マイナスが出た方を決済し、同ポジションを持ち年を越す。ぜひ試してみて下さい。

税金はしっかり納めましょうね。

 

以上。

コネマル(@conemaru_btc)のじょかじょかでした。

 

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