大暴落は終わったムードだが・・・
1月の大暴落は2月前半まで差し掛かり、やっと反転を見せた暗号通貨市場ですが、果たして大暴落は完全に終えたのでしょうか。
実はまだ爆弾はたくさん残っているのです。
暗号通貨は無事に、爆弾を乗り切ることができるのでしょうか。
1.テザー問題
Tether(テザー)問題について、簡単に説明しましょう。
1テザー=1ドルを保証する通貨をテザー社が発行しました。
これにより、暗号通貨取引を禁止する国(中国等)の国民は、1度テザーを購入し、テザーで暗号通貨取引を行うことで法を逃れていました。
しかしこれは、発行されたテザー分、テザー社がドルを保有していないと保証できているとは言えません。
お分かりの通り、テザー社が必要ドルを保有していないという疑惑が問題化しています。
例として、10億テザー発行したにも関わらず、10億ドルを保有していなければ、テザーは何の保証もないただのおもちゃのお金です。
おもちゃのお金で買い支えられた暗号通貨は、当然暴落するでしょう。
さて、このテザー問題はまだ終わっていません。
すでにアメリカの規制当局の調査が入っていますが、発表がされておらず、またいつ発表されるかもわかっていません。
2.コインチェック問題
日本での暗号通貨取引量1位であったCoincheck(コインチェック)から、580億円に相当するネム(XEM)が不正流出されました。
過去のハッキング事件でも最多額規模であり、暗号通貨、特にネムの大幅下落を引き起こしました。
2018.2.13から日本円出金が再開されると発表されています。
暗号通貨市場に流れる可能性の高かった日本円は、一度撤退することとなります。
また、暗号通貨送付(=出金)や、ネムの補填日時については不透明なままです。
ネムの補填については、1ネム(XEM)=88.549円で発表されています。
円での返還による税金面や、現行価格との差も問題視されています。
3.イタリア取引所でハッキング
イタリア取引所であるBitGrailで、2018.2.10に220億円相当のNano(XRB)が不正流出されました。
現状は市場に大きな変動を与えていないように見えるが、ハッキングが頻発すると暗号通貨や取引所の信頼を大きく下げることとなります。
特に新規の参入は、少なくとも数ヶ月は遅れるでしょう。
当然新規マネーが入らなければ、暗号通貨の上昇は頭打ちです。
4.世界での暗号通貨規制
現在は国ごとに規制を行っている暗号通貨ですが、2018.3にアルゼンチンで開催されるG20にて
暗号通貨に対し国際的な規制を呼びかけるのではないかと言われています。
ブロックチェーン技術が認められ、各企業が技術開発に力を入れるなか
暗号通貨はどうなっていくのでしょうか。
暗号通貨の未来は
さて、いまだ爆弾を多く抱える暗号通貨市場ですが、直近で爆発する可能性があるものをまとめました。
どの業界・市場であっても、規制は強化されるたび暴落しますが、一方で安全化しているという見方もできます。
早いうちから世界で規制されるのは、決して悪いことばかりではありません。
問題は、やはりテザーとGOXでしょう。
今後の動向に注目しましょう。
最後になりますが、暗号通貨が話題になっているからといって、安易に始めるのはおすすめしません。
リスクを把握し、自分の責任で行うこと。これは大前提です。
コメント
まだ終わってないと思う…
ちょっと多すぎるかな
長い目で見なくては
始まったばかりだから
良くも悪くも何かと話題があっていいね~
始まったばかりです
ハッキング下げは勘弁してほしい
コインチェック早く再開してくれ~~~~~
テザー問題はちょっと落ち着いた感がある。
最近はじわりじわりと下がりつ 続けてるイメージです。